毛細管現象
血管の形は人によって、また、その日の体調によっても様々。最も理想的、基本的な形態は正規型である。 病気を患うと毛細血管の形が変化することを定義した故小川三郎先生の理論は、現代においても脈々と受け継がれている。
形・線明度を観察
血管の形が曲がっていないか。途中で切れていないか、ハッキリ見えるかを確認してみて下さい。
体調が優れない場合、定期的に薬を服用されている場合、また指先を酷使する職業の方(ピアノ奏者、パソコンのヘビーユーザー)などは、血管の上部のみが見えるなど、全体像が確認できない可能性があります。 血管の形状はその日の体調や個人差によりさまざまです。
血の流れを観察
血管の形状が把握できたら、次は実際に血液の流れを観察してみてください。血流も、その日の体調や指先の冷え、体温、室温などにより、大きく左右されます。赤黒く、粒状に見えるものが「赤血球」です。血の巡りが良いと、末梢血管に赤血球が循環している様子をご確認いただけます。
※
血管の太さは先端部に送られる側が細く、戻る側の方が太くなっています。
毛細血管の一本一本は、血液の中の細胞がかろうじて 通れるほどに細く、その太さは10ミクロン(0.001ミリメートル)ほどです。
身体の最も末梢部分の血管